株式会社アクアテック

新硫化物法(NSプロセス)について

重金属廃水の高度処理と金属の回収・リサイクルを可能にするシステム。それこそがアクアテックの誇る「新硫化物法(NSプロセス)」です。
NSプロセスは、硫化水素ガスセンサーを用いて、硫化剤の添加制御を行うことで、従来の硫化物法が持つ欠点である悪臭とコロイド化の問題を克服しました。

新硫化物法(NSプロセス)の特長

  • 1.ガスセンサーによる反応制御技術
    (1)発生するガスをモニターすることにより、廃水処理における化学反応の終点を極めて正確に測定し制御することが可能です。
    (2)硫化剤を過不足なく添加することにより、悪臭ガスの発生を抑えます。
    (3)正確な硫化剤の添加により、コロイド化を防ぐことができます。
  • 2.スラッジ発生量の削減
    スラッジの発生量を従来法の約3分の1程度に削減することができます。
    硫化ニッケルの場合、含水率は10〜20%となります。
  • 3.回収金属の再資源化
    含水率が低く金属含有率が高いため、脱水ケーキを鉱物原料として売却することができます。
    実施例 ニッケル含有脱水ケーキの場合:ニッケル含有率30〜45%(dry base)・含水率10〜20%

新硫化物法「NSプロセス」の詳細につきましては、
こちらの論文「悪臭のしない硫化物法(1,096KB)」をご覧ください。

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新硫化物法(NSプロセス)の反応制御技術

当社では、金属イオンを含む溶液中の硫化物の生成反応の進行と、硫化水素ガス発生の間に以下の図のような関係があることを確認しました。

新硫化物法(NSプロセス)の反応制御技術

 

金属イオン(M++)を含む廃水に硫化剤を添加し、(1)式のように硫化物を沈殿させる場合、反応槽内では金属イオンが残留する間は、たとえpHが低くても硫化水素は発生しません。(1)の反応が(2)の反応に先行するからです。沈殿生成が進み液中の金属イオン濃度が充分に低くなってから、硫化水素が発生してくるのです。
このことから、硫化物添加を制御する方法を発明し、正確かつ安定した硫化物沈殿プロセスを制御することに成功しました。

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新硫化物法(NSプロセス)の適用分野

NSプロセスは、重金属廃液の処理能力の高さだけでなく、適応分野の広さも特徴の一つです。
以下にNSプロセスの処理対象となる金属や、その機能を生かすことができる工業分野について掲載いたします。

対象金属について

NSプロセスは、従来の水酸化物法と同様に、処理対象となる金属が非常に豊富です。

  1. Ni(ニッケル)・Cu(銅)・Mo(モリブデン)・Co(コバルト)・Sn(スズ)・Au(金)・Ag(銀)の回収スラッジは売却可能です。
  2. レアメタル、稀土類の回収にも対応できます。
  3. Pb(鉛)・Hg(水銀)・As(ヒ素)・Cd(カドミウム)、Se(セレン)、Sb(アンチモン)などの毒性の高い金属は、水酸化物法より遙かに優れており、低位まで下げられます。

対象工業分野

産業廃棄物処理会社会社から試験研究室まで広範な工業分野に対応しています。

対象工業分野 対象金属
産業廃棄物処理会社 Cu(銅)・Ni(ニッケル)・Mn(マンガン)・Zn(亜鉛)・Cd(カドミウム)・Pb(鉛)・Fe(鉄)・As(ヒ素)など
自動車工業 Zn(亜鉛)等
金属表面処理
(メッキ業含む)
Ni(ニッケル)・Cu(銅)・Sn(スズ)・Pb(鉛)・Zn(亜鉛)・Cd(カドミウム)・Se(セレン)・Ag(銀)
電池工業 Pb(鉛)・Cd(カドミウム)・Ni(ニッケル)・Co(コバルト)
触媒工業、触媒再生業 Pt(白金)・Ni(ニッケル)・Pd(鉛)・Ir(イリジウム)・ V(バナジウム)
伸銅工業 Cu(銅)・Zn(亜鉛)
ガラス工業 Pb(鉛)
無機顔料工業 Pb(鉛)・Cd(カドミウム)
非鉄製錬業 Cu(銅)・Ni(ニッケル)など
レアメタル業 Ni(ニッケル)・Mo(モリブデン)・Co(コバルト)・Se(セレン)・Sb(アンチモン)・V(バナジウム)・As(ヒ素)
ステンレス酸洗浄 Ni(ニッケル)・Fe(鉄)
電子部品・機械部品製造業 Cu(銅)・Ag(銀)・Sn(スズ)・As(ヒ素)
発電所 Ni(ニッケル)・V(バナジウム)・Se(セレン)
ゴミ焼却場 Hg(水銀)・Pb(鉛)・Zn(亜鉛)など
飛灰処理 Hg(水銀)・Pb(鉛)・Zn(亜鉛)など
エコセメント Cu(銅)・Zn(亜鉛)
土壌汚染修復現場 Pb(鉛)・Hg(水銀)・Cd(カドミウム)・As(ヒ素)など
試験研究室 Hg(水銀)等
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分離回収について

NSプロセスの特長に、複数金属イオンが廃水に存在した場合に、大まかに分離回収できます。
そもそも、各種金属硫化物の安定領域は下図のようにpHによって異なるため、pHを変えて反応させることによって大まかに分離回収可能です。

分離回収について

小型試験機について

小型試験機による連続式・回分式の現地試験や、実験室でのビーカー試験も承っております(有償)。
詳しくはお気軽にお問い合わせください。

廃液中の金属回収技術


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